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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

、こんな大ヤマを張れる相談相手は、托塔天王、いや晁旦那よりほかに、誰があろうと、お見込み申して、やってまいったような次第で」

「いやよくわかった。だがその、大ヤマを張る儲け仕事たあ、いったいなんだね」

「ようござんすか、ここで申しあげても」

「あ。ちょっと待ちな」と、晁蓋も念を押されて立たざるを得なかった。扉に鍵をかけ、窓の帳も垂れて――「さ。安心して、話すがいい」

「じつあ、近いうちに、北京は大名府の梁中書が、十万貫てえ金銀珠玉骨董を、開封東京へ、密々に送り出すはずですが、よも、ご存知でござんすまい」

「知らぬ。それはまた、なんのために」

「梁中書の女房の親父、いま宋皇帝の朝廷では最高の地位にある蔡大臣への、誕生日祝いに贈るッてえわけなんです」

「まあ、閥族同士の公然な大贈賄というわけだな」

「そうですよ、それにきまってまさアね。いわばみんな、庶民の汗や膏や、よからぬからくりで作った不義の財。そいつをこちとらが、狙ッてぶんどったところで、天道様も、よもやこち徒だけを悪いたア仰っしゃるめえて考えますがね」

「去年は、途中で賊のために、盗られたとかいう噂だったが」

「ですからさ、旦那。