Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
二十八
海「それは左様じゃけれども、今になって其んなに仰しゃって下すっては言訳がない、何うかもし折角の御縁でこれまでに成りましたから」
山「折角でも何でもいけませんと先方へお断りを願います」
と此の問答を見兼ねて眞葛周玄が側へ来て、
周「へい、初めまして、愚老は眞葛周玄と申す至って不骨物で、此の後とも幾久しゅう御別懇に願います此の度は不思議な御縁で粥河氏よりの頼みで、届かんながら僕が媒妁役を仰せ付けられて、予てこの浦賀に於ても雷名轟く処の石井氏の妹御、願っても是れは出来ん処をお母さまもお妹御も御得心で誠に有難いことで、大夫も殊無うお喜びでございます、どうか結納の取交せを致そうとして、既に只今これへ墨を添え紙をも用意致して、是から書こうという処で、御得心の上は速かに認めます心得で」
山「いや何うか此の事は先方へお断りを願います、母が得心でも妹が参りたいと申しましても、此の山三郎一人不服でございますから、左様粥河様とやらへ何うか仰しゃって下さるように願います、貴老も媒妁役で御迷惑でございましょうが、直ぐに引取りますから左様思召して下さい」
二十八
周「これは当惑致しますな、折角此れまでになって、何うも親御も妹御も御得心であるのに、遅うお出になって今になって私は不服じゃなどとおっしゃっては媒妁の立端がござらんからねえ