Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

三

母「兼や誠に暫く」

三

兼「御新造様誠に御無沙汰致しました」

母「まだお前が十五六の時分に逢った切りで、それから三年振で今日逢うと、一寸見ては話も出来ない位見忘れる様に大きく成ったのう、人の噂に大層働きの好い芸者になったとは聞いたが、お前は一体親孝行で母を大事にしたが、旦那様もお前は感心だ、あゝいう芸者などには似合わぬ者とお誉めなすったが、是も孝行の徳だ、私は又斯んな姿になるまで零落ました」

兼「もう唯今お嬢様にも左様申すので、何うかして何処に入らっしゃるか知れ無い訳もあるまいと尋ねましても何うしても知れませんので、慥か何時ぞや三田に入らっしゃる様子を聞きましたが」

母「三田の三角の所の詰らない所に引込んで、それから此方へ便って来て、誠に私も三年越し喘息で、今にも死ぬかと思うが死なれもし無いで、早く死んだら娘にも却って楽をさせる様に成ると思って居るばかりで、此の節此方へ来て麦藁細工を夜なべに内職して、夜寝る眼も寝ずに娘が大事にしてくれるから、それ故私も斯うやって命を繋いで居るばかりで、お前に遇っても何一つ遣る事も出来ないで」

兼「何う致しまして飛んだ