Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
十七
事は出来ませんで、只船がずしーんがら/\どしーんと打揚げられ打落されて居るが、実に危いことでありまして、其の中に幾百里吹流されましたか、山三郎にもとんと分りません、稍暫くたって一つの大浪にどゝどゝどーんと打揚げられまして、じゝゝゝじーと波の中へ船の舳先を突込みまして動かなくなりました。山三郎ははて船が流れ着いたなと、漸と起上ってよく/\見ますと、松の根方の草のはえて居る砂原へ船は打上げられました。
十七
山「師匠、おい馬作、しっかりしねえよ、気を確に持ちなよ」
馬「へえ、あゝ旦那貴方助かって居ますか」
山「うん、船は着いたが最ういゝと思うと落胆して死ぬものだから、何処の島へ着いても気をしっかり持っていねえよ」
馬「へえ、確かり持ちたくも此の塩梅では持てそうもございません、旦那忘れても釣はお止しなさいよ、生涯孫子の代まで釣ばかりはさせるものじゃアありません、驚きましたねえ、あゝ/\、此処は何処でしょう」
山「何処だかどうも分らん、何れ何処かの島へ着いたのだろう」
馬「家も何もなければ昔から話に聞いた無人島とか云って人間が居なくって、恐ろしいそれ虎だの獅子や何かが出て来て人間を頭からもり/\喰って仕舞うてえのじゃ有りませんか」