Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

十八

のでありました。

十八

山「師匠これは古寺だぜ」

馬「いやはやどうも心細うございますな、折角尋ねて来れば古寺とは情ない、何だか私は死んだような気になりました」

山「待ちなよ、此処に土台石のある処を見れば、元なんでも家があって、毀されて引いたのだろう…御庵主様御庵主々々」

馬「何が御安心です、少しも安心しないじゃア有りませんか」

山「庵主を訪うのだよ…、手前どもは相州東浦賀の者でございますが、今日漂流致しまして、漸々此所迄参ったので、決して胡散な者ではないから一泊願いとうございますが、えーもしお留守でございますか、おい/\師匠少しも答がねえから誰も居ねえのだろう」

馬「心細うございますねえ、誰もいない処へ来て、上るとにゅーと何か出でもすると驚きますねえ」

山「御免」

と云いながら喜連格子へ手をかけて左右へ明けて見ると、正面に本尊が飾ってある。銅灯籠があって、雪洞様の物に灯火が点いてあるけれども、誠に暗くって分らん。

山「師匠まア板畳の処まで上んなよ」

馬「へえ上りましょう、船でざぶ/\やられるよりやアお寺でも家根があって、まゝまア宜い心持の様だ」

と持仏に向いまして、