Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

安心してお母は死んだが、汝が独り歩きの出来るまでは己は女房も持たずに丹誠して、弟でも小さいうちから育ったから子を見たような心持がして、やれこれ云えば増長しやアがって、世間へ顔向けの出来んような事を云やアがって、腹一杯喰い酔やアがって」

半治「なんだ、聞きたくも無え世迷言を、態ア見やアがれ」

半五「おや、態ア見ろとはなんだ」

半治「もう兄貴の顔を見るのも厭だ、兄弟の縁を切って書附をよこせ」

半五「なに此の野郎、書附をよこせと、書附も何も入るものか」

半治「じゃア己が書いてやろう」

と硯箱を持って来て仮名まじりで縁切状を書いた。

半五「此の野郎書きやアがったか、呆れた奴だ、其の気なら家にゃア置けねえ、出て行け」

半治「出て行かなくッてよ」

畳を蹴立てゝ挨拶もせず出て往き掛ると、見兼て其所へ出ましたのはお八重という女郎、其の時分だから検査と云うことがないから梅毒で鼻の障子が失なって、店へも出られないので流し元を働いておりましたが子供の時分から此の楼におりますので、馴染では居るし、人情ですから駈出して来て、

八重「半治はん誠にほ前は悪いよう、ほれじゃア済まねえよ、私も此家へ来ているに、ほ前がほんな事をひてや親分に済まねえよ、小兼はんに今になって帰れってえ、ほれじゃア可愛ほうだ