Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

小兼「一寸半治さん、お前は本当に愛想もこそも尽きた人だよ、お前のような不人情な人と知らず私は欺されて斯んな知らない土地へ来て耻ッかきな、今更江戸へも帰られず、お前に見捨られるよりは海へでも飛込んで死ぬ覚悟で居ますから、私が命を捨る代りにおめ/\と彼のお龜という女と夫婦にして置かないよ」

海禪は小さい声で「宜いから此方へ這入れよ」

小兼「何をぐず/\いうのだえ、すっぱりお前の性根の据った挨拶しておくれな、挨拶次第で私は只は置かないよ」

と懐中からすうと取出しまするは剃刀二挺で、これを合して手拭で巻て手に持って、

兼「さア挨拶をお聞かせよ」

海禪は又小さい声で「挨拶するから此方へ這入れよ」何んな声で云っても訛が違いますから露顕しそうなものだが、そこは夢中で小兼が問掛けると、半治は一間から飛出しまして、

半「さア此奴らア太え奴だ」

兼「お前は其処に居たんだね」

半「斯ういう事も有ろうかと思って居た、さア坊主太え奴だ、手前は衣を着る身で斯んな事をしやアがって太え奴だ」

海「愚僧は何も覚えはない」

半「無えも糞もあるものか、己の女房を引摺込んだは汝了簡があろう、さア小兼覚悟しろ」