Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
七
七
此方は三年振で逢って、
兼「本当にまア、何うしてまア、好く来てお呉れだねえ」
半「己も茫然して銚子屋に預けられて居るが、もう半年も辛抱すれば新井町の旦那が兄さんに話をして遣るから、少しの間辛抱しろというから、それを楽みに世間に見られねえ様にして居るのよ」
兼「私の方からは、必ず手紙で何時幾日に何うすると、ちゃんと極めて上げるのに、稀に手紙の返辞の一本ぐらいよこしても宜いじゃア無いか」
半「銚子屋のは頑固いからそう/\出歩く訳にもゆかず、そりゃア己だっても心配はして居るけれども、左様はいかねえ」
兼「本当に男と云うものは情のない者と思って居るが、情のある人てえものは凡そ無いもので」
半「そりゃアお前の厄介になって悉皆小遣まで貰って遊んで居るんだから、些とは己だって義理も人情も知って居るから、己が世に出るようになればお前にも芸者は廃めさしてえと思って居る」
兼「私も年は取るし、彼是と考えると蝋燭の心のたつ様で、終にゃア桂庵婆に追遣われるように成るだろうと大抵心配さ、愚痴をいうようだがお前の身が定らないではと極りを付けようと思っても、船でなければ行かれないし、案じてばっかり、本当にお前義理が悪いよ」