Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
馬「旦那、こりゃア寝られませんぜ」
山「大変な処へ来たなア」
馬「御尤もで、実に恐れ入った」
山「黙って寝た振をして居ねえ」
馬「どうも寝られませんな、斯ういう事には時々出合いますが一番寿命の毒だ、まア旦那お寝みなさい」
と一際蕭然とする。時に隣座敷は武士体のお客、降込められて遅くなって藤屋へ着き、是から湯にでも入ろうとする処を、廊下では二人で窃と覗いて居る。
男「貴方そう仰しゃるが、これが間違になるといけませんぜ」
田舎者「宿屋の番頭さんは物の間違にならん様にするが当然で、私が目で見て証拠が有るので、なに間違えば好え、私が脊負って立つ」
番「そんなら屹度宜うございますか」
田「えゝも好えちゅうに」
番「御免下さい」
と宿屋の番頭は障子をさらりと開けて、
番「お草臥様で」
武士「大きに厄介で」
番「先程は沢山お茶代を有難うございます、主人は宿内に少し寄合がござりまして只今帰りましたので碌々お礼も申し上げませんで、えー少々旦那様に伺いますが、此所に入らっしゃるお方はお相宿のお方ですが、お荷物が紛失致しまして、何ういう間違か貴方の床の間に有ります其のお荷物が私のだと仰しゃるので、判然とは分りませんが念の為に改めて見たいとこう被仰るので、誠に失礼ではございますがお荷物の処を」