Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

田舎「へい御免なせえ、お前様だ」

武士「何だと」

田「お前様ア丹波屋で飯アたべて居たが、雨たんと降らねえうち段々人が出て来たが、まだ沢山客が無えうち己と此の鹿の八と斯う斜けえに並んで飯たべて居ると、お前様ア斯う並んで酒え呑んで、お前様ア先い出るとき緩りと食べろとって会釈して、お前様ア忘れもしねえ、なんとお武士様でも身柄のある人ア違ったもんだ、己のような百姓に傍へ参って緩りてえ挨拶して行くたアえらいねえと噂アして、お前さま帰って仕舞った後で見ると置いた包が無えから後を追掛けてお前さまア尋ねたが、混雑中だから知れましねえ、漸く後を追って参りまして、此家へ来るとお前様足い洗って上るところだ、他人の荷物を自分の荷物のように知らぬ顔をして呆れた人だア」

武「怪しからん奴だ、慌てゝ詰らん事をいうな、これ、手前の荷物を失ったと云うのか、これ、能く似た物も有る物だから気をつけて口をきけ、他のことゝは違うぞ」

田「他の事とは違うと、とぼけたっていけねえ、あんでも丹波屋の横の座敷で斜になって飯ア食って居たとき、お前緩くりとって出て往ったから、叮嚀なお武士だと思って居っけが、後に包みが無えから後を追っかけて境内索ねたが知れ無えから、まア此家へ来るとお前さま足い垢れたてゝ洗って上る