Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

九

金入を、何うして貴方が所持するかさア何ういう訳が承りたい」

と山三郎に問詰められて、むゝと武士は押詰って、急に顔色を変えまする。これから掛合になりまするお話、一寸一息つきまして申し上げます。

九

引続きまして、何処の国でも悪人という者はありますもので、今悪武士が形の拵えなどは上品にして、誠に情のありそうな、黒の羽織に蝋色の大小で、よもや此の人が悪事をするなどとは思いも寄らぬ体で、其の上最初の掛合は極柔かでございますから、田舎者は猛り立って荷物を検める様になりました。山三郎も始めはおとなしく掛合ったが聞きません。元より隣座敷で覗いて居りましたから包の中から出た物をよく視ると、親の形見に貰った萠黄金襴の守袋、それが出たから何うしてこれが貴方の手に有ると云われ、よもやそれ程の金入とも存じませんから好加減に胡麻化し掛けたを問詰められ、流石の悪人も顔色が変って返答に差詰りました。田舎者はこれを見ると喜びました。

田「誠に有難うございます、何てえ太え奴で、其の荷物が己が荷物でなくっても、此の人の金入其の中へ突込で置くからは己が泥棒と云っても過りは無え、それに己を斬るてえ嚇かしやアがって何とも呆れ返った