Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

圖「お蘭か」

蘭「おやお帰りでござりましたか」

圖「能く来たな、今帰った、能く出て来た、一寸便りをし度いと思ったが誠に普請も長く掛るし、それに今日は浦賀へ行くの、金沢へ行くのと誘われて、暇を欠くので、つい/\便りも致さなんだが、能く来たのう」

蘭「貴方が来いとも被仰らないに参ってはお叱りを受けようかと思いまして参りかねて居りましたが、兼が何んでも行けと勧めますから参りまして、能く遅くもお帰りで」

圖「左様か、今夜は淋しかろうが、これから余儀なく一寸行かなければならんが、明日は正午前に帰って来ようから、まアゆっくり寝るが宜い」

蘭「それじゃアお帰り遊ばして直ぐに是から又夜お出遊ばしますか、このお淋しい道を…誠に悪い事を致しました、折角お帰り遊ばしても私が参って居りますから又直に外へ入らっしゃるのは私がお邪魔になって…それでお腹立なれば、明朝帰りますから御勘弁遊ばして、何卒御寝なって」

圖「決して左様云う訳ではない、余儀ない義理で誘われて居るので、一寸大津辺まで行かなければならん、銚子屋と云う料理屋に集会して居るから、一寸顔を出して、是非夜が更けるだろうが、事によると浦賀へ誘われると帰られないが明日の朝は屹度帰るよ」