Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
床几には一寸煙草盆があって、店の方にはに捻鉄松風に狸の糞などという駄菓子が並べてございます。唯今茶を汲んで居る娘は年が十八九で、眼元が締り、色くっきりと白くして豊頬の愛敬のある、少しも白粉気の無い実に透通る様な、是が本当の美人と申すので、此の娘が今襷掛で働いて居ります、余り美しいから人が立停って見て居る様子。
馬「もし旦那一寸御覧なさい、素晴しい別嬪で、御覧なさいあの何うも前掛などが垢染みて居るが何うも別嬪で」
圖「成程是は美人だ」
馬「木地で化粧なしで綺麗だから、何うも得て何処か悪い所の有るもんだが、こりゃア疵気なしの尤い玉で」
周玄は中々の助平だから先刻から途々女を見て悦んで居る所へ、
馬「先生何うです彼の娘は見事じゃアありませんか」
周「はゝア成る/\いやこれは美人、こりゃア恐入った代物だ、もし彼の床几に腰を掛けてる客ね、茶は呑みたく無いが、あの娘を見たい計りで腰を掛けて居ますわ、実に古今無類の嬋妍窈窕たる物、正に是れ沈魚落雁閉月羞花の粧いだ」
馬「はゝ当帰大黄芍薬桂枝かね、薬の名のような賞め方だからおかしい、何しろ一寸休んで近くで拝見などは何うでげしょう」