Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

岩瀬主水の娘のお蘭で、見覚えがあるから、

山「まア思い掛けない事で、お前さんは三年前に池上の田甫へ出口の石橋の処の茶見世に出ておいでのお蘭さんとか云う娘さんだねえ」

蘭「はい」

山「何う云う訳でお前まア此様な棺桶へ入れられて埋られたのか知らんけれども死んだ人なれば穴を掘って墓場へ埋めなければならんが、本堂の石室の中へ入れて、殊に棺桶の中に灯火の点いて居るのが誠に私には何うも実に怪しく思わるゝが、一体何う云う訳でお前さんにゃ合口を持って死のうとするのか、是には何か深い訳のある事だろうが、何卒私に聴かして下さい、早まった事をしてはなりません、何うぞ訳を聞かして下さい」

蘭「はい、誠に御親切に有難うございます、私が活きておりましては夫に済みませんことで、操が立ちません、どうぞお見遁し遊ばして、この儘死なして下さるのが却ってお情でござります、思いがけなく貴方様にお目に懸り、面目次第もないことで、深くお聴き遊ばすと私は辛うございますから、此の儘どうぞお殺し遊ばして、何卒合口をお返し下さい」

と云いかけまして、わアーっと其処へ泣倒れますから、