Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

馬作は後で口を明いて向を眺めて、

馬「あゝあれだ、取りに来ようが余り早い取りに来ようだ」

圖「狡い事をするとつまり損をするぜ」

馬「損をするってえ旦那是迄私は何にでも損をした事はございません、そりゃアもう、からッきし酔ってお座敷を勤めてもね、物を忘れた事はありません、そりゃアもう其処らに有る物を何でも拾って袂へ入れてね、お肴でも何でも構やア仕ません、それだから家へ帰るとね何時でも手拭の八本位袂から出るので、そりゃア実に慥なもので…いや待てよ…あゝ珠数の釣を取るのを忘れた」

圖「はゝゝゝそれ見ろ、直に罰が当った」

馬「いや忌えましい、時に兼ちゃんは何うしたろう、まだ来ねえ、だが旦那あの妓ぐれえ買喰の好きな妓はありませんぜ、先刻も大きな樽柿と蒸し芋を両方の手に持って、歩きながらこう両方の喰競べを為ながら…あゝ来た/\…兼ちゃあん此処だ/\、あんまり遅いから待って居たので」

兼「おや左様、今頼まれた物を買ってる中遅くなったの」

馬「頼まれ物だと、なんだ串柿かね、おい姉さんお茶をおくれ」

茶碗も沢山はございませんから、お客の帰る傍から其の茶碗を洗ってしとやかに茶を汲んで出す。