Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

二十六

圖書の心が直る様に何処までも他人を払って異見するから其の積りで、御亭主が善人になれば貴方の思った心も貫き、其の上何卒もと/\にしたい心底、其れゆえどうか行って来るまで待って居て」

蘭「はい、実に有難うございます、お母さまは嘸お案じで、どうか早くお帰り遊ばして下さい、明日夕方までにお出になるをお待ち申します」

山「お蘭さん、貴方小遣が入りますから沢山は無いが少しばかり手許へ置いて行きますから、何ぞ好きなものを買って遠慮なしにお上んなさい、気の酷く欝ぐ時は、此の頃は旅稼の芸人が居るから其れを呼んで気晴しでもして」

男「船が出来ました、直ぐに」

山「船が出来た、じゃ行くよ」

二十六

山三郎は階梯段を降ります、残り惜しいから、お蘭は山三郎を船の処まで見送ります。山三郎も船に這入って気の毒な女だとお蘭の顔を見る、これが思えば思わるゝと申すのでござりましょう。船頭は山三郎が大急ぎと申すので腕一杯に漕ぎますが、何分風が向い風で船足は埓明きません。山三郎はじり/\して居りますが、何うも仕方がない、朝の内は西風が吹き、昼少々前から東風から南風に変って、彼是れ今の四時頃に漸く浦賀へ這入りました。