Japanische Klassiker mit Furigana
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme
「坊っちゃんの今お拵えになっているのは、何の飛行機ですの?」
「…………」
「独逸旅客機に似てますけれど、違いますかしら?」
「ルフト・ハンザは、翼がここから付いている……僕、端典旅客機を作ってるんです」
「そうそう、スカンディアでしたね。まあ、随分よくできてること」
「小母さんはいつから家へ来てるの?」
とややあって、少年が不思議そうに聞く。
「小母さんは、坊っちゃんのお家の人じゃ、ないんですのよ。坊っちゃんお聞きになったことがある? 坊っちゃんのお家で、ちょっと紛失ったものがあって、それを調べに来てるんですのよ」
「……ああ頸飾り……」
「まあそんなものですわ。……でも坊っちゃんのお家には、大切なものね。小母さんはそれを探しに来てるんですけれど、坊っちゃんその話詳しく、お聞きになったことある?」
「僕知らないや! 僕に関係ないもの……」
と少年が頭を振る。
「そうね、坊っちゃんには、何にも関係がなさそうね。……あ、そうそう、今度来る時小母さん坊っちゃんに、またいいもの持って来て上げましょうね? 坊っちゃん、何がお入用? やっぱり飛行機の道具?」
すくすく生い立ったといわんばかりの、子供である。