Japanische Klassiker mit Furigana
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme
レギイネ先生というのは、あの晩遅くまで少年に手伝っていてくれた家庭教師の老婦人であった。
「そう……それじゃ坊っちゃんは、お母様のところへ発動機のことなんか、お話にいらしたんじゃありませんね?」
「行きませんよ! もう持ってるんだもの、行く用なんかありゃしないや」
と母夫人が立派に認め、当主公爵も公爵夫人も、メルタ、エリーザベット、マリーヤ、エーディトら大勢の召使たちまで、ハッキリと目撃していることがここでまったく覆されてしまった。
「部屋の外へなんか一足だって僕出ませんよ、第一食堂だって行かないや。ロヴィーサがここへ運んで来て、僕レギイネ先生と一緒に、食べたんですもの、ロヴィーサだってよく知ってる」
ロヴィーサは、当夜ここへ食事を運んで来た小間使である。
「じゃ、坊っちゃんのお笑いになるの無理ありませんわね、みんな何をいってるんでしょう、オホホホホホ」
とさりげなく調子は合わせたが、大分少年が馴染んできたのを見ると、ここで方向を換えた。
「でも、もしかすると坊っちゃんのお友達で誰かそんな真似をして、悪戯した人があるかも知れませんわね? 坊っちゃんのお友達みんな飛行機作ってらっしゃる?」