Japanische Klassiker mit Furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme
また、午後から雨になる、風になるという気象庁を信用して、舟宿と友だちを断わり、家にいると曇っていた空模様がだんだん明るくなり、いい天気になる。頼まれた仕事を断わって、今さら伺いますともいえず、そうかといって気象庁から損害賠償もとれず、知らぬ人にそんな話もできない。
青空をにらみ弁当家で食い
そんなことを考えると、ハゼ釣りは乗合舟が気楽であり、大衆向きで銭湯のような気安い味がある。
毎日七時とか八時、出船という時間までに舟宿へ行けば、初めて会った人でも、昔の汽車の三等の客同志のように、すぐに親しくなる。
どこの舟宿にも牢名主のような客は必ずいるものだが、釣りも落語と同じように、教えてくださいといえば、それこそ仕かけ、釣り方と、手をとって親切に教えてくれる。
魚釣りと落語は師匠をとれ、とはよくいったもので、落語も自分流で何年やってもうまくならない。こごとをいわれ、重音、片言、かなづかいを直してもらって初めて、はなしに無駄がなくなり、一人前になるのである。誰でも初めは師匠の真似をしているといわれるが、崇拝しているから弟子になり、また、崇拝しているから同じ口調にもなってしまうので、釣りも、同じ舟に乗って釣っていても自己流の人には、どんな間違った釣り方をしていても教えないものだが、