Japanische Klassiker mit Furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme
といって、ねりの寄せ餌をまき餌にする。
大阪で紀の川、紀伊清水でも寒ハス釣りをしたが、東京の釣り師は寒中、タナゴ、ワカサギは釣るが、ヤマベを釣る人はほとんどいない。名古屋では町屋川から阿下喜地方まで行ったが、どこもまき餌をする。もっとも、東京付近でも利根川、江戸川、荒川、取手から行く戸田井、小貝川あたりでもまき餌をして、かけ餌はサシを多く使う。
大正の十四年ごろ、葛西の船堀、三角あたりでよい型のヤマベが出た。笹にごりの流れに舟をもやって、唐辛子ウキで打ち返し釣るヤマベも楽しみだが、ぼくは酒匂川、相模川、多摩川の清流、二尺くらいの浅場でコブシ大ぐらいのアカつきの石を目あてに、白の玉ウキ、川虫をとって釣るヤマベにほんとうの魅力を感じる。
一尺ぐらいのザラ場で三尺ぐらいのウキ下、オモリを取ってのふかし釣り――流れるウキが流れよりおくれたり、流れより早くなったり、横にツンと五寸ぐらい寄ったときに竿先を軽く合わせると、のめるようなヤマベ特有の引き。
浅場のヤマベは、あとを散らさないように川下へ引いてきてあげるのだが、あまり大きな動きをしないで釣れば、一尺五寸、二尺ぐらいの浅場も、あらかたそこにいるだけのものは釣れてしまう。