Japanische Klassiker mit Furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme
がまだ本所にいた時分、乗り合いで出たが、行きの舟の中で、船頭がめしを炊いて朝食を出してくれた。だから、昼食もシャケのおかずで食べさせた。特別ぜいたくな人以外は、弁当を持って行かなかったように覚えている」
「青の乗り合いというと、ハゼのように十人も十五人も乗せたのですか」
「青は脚立という長さ一丈ぐらいの、はしごをふたつ合わせたようなものを舟の表に積んで行くので、五、六人がせいぜいだった」
「やっぱりすわり順のクジを引くのですか」
「脚立に乗る順のおみくじを引くのだが、この釣りばかりは、舟の中に竿立てというものがあって、みんなの釣り竿を立てておくから、自然、釣り竿の品評会みたいになる。だから人に見られて恥ずかしくないようないい竿を持って行くことになる」
「ハゼ竿ではまに合わないのですか」
「青の竿は丈一、五寸と決まっていたが、このごろでは、なるたけ脚立の遠くを釣ろうというので、二間一尺なんていう長いものを使う人もいる。しかし、一日中振りまわしているものだから、自分の体力によって二十匁、三十匁と目方であつらえる。何の竿でもそうだが、とくにこの竿は、節目を反対につないで節目が横を向くようにして、もと竿にひじ受けのシャモジをつける。