Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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えどまえのつり

江戸前の釣り

三遊亭 金馬

Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme

Aozora Bunko

釣る魚によって違う仕かけから釣り方、簡単にできる料理、食べ方までを一人でやる。たまにはゲストに食べてもらうこともある。葦原邦子、十返千鶴子、轟夕起子女史というその道のベテランにご登場願ったが、テレビであるがゆえに、まずそうな顔もできず、ずいぶんご迷惑をかけたことだろうと思う。

釣りもうまくないし、料理もへただが、釣ってきた魚を始末に困って捨てる人がある。釣った魚をそまつにしないで食べてやれば、殺生にはならず功徳になるのだと聞いた。

三十七年一月二十三、四の両日、教育テレビの料理ロケのために、家内や親類の女子高校生を連れて、富士の山中湖へワカサギを釣りに出かけた。近ごろ、よくレジャーブームというが、自分一人で遊んでいたのでは意味がない。ぼくはいつも、女房子供家族同伴で行く。宿は、戦時中の物資不足の時分、ずいぶん無理を聞いてくれた「平野屋」だ。裏に遊んでいる鶏をつかまえてきて、これを料理してくれとだだをこねたりもした。

そのころ、三度三度赤飯を食べさせるので、「何かめでたいことでもあるのか」と聞くと、米のとれない土地なので、配給米のたしにアズキを入れるのだといっていた。