Japanische Klassiker mit Furigana
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme
第六段 朝鮮の迷信
など囈言を吐くより、五人は生きたる心地もなく再び南山にとって返し、狐の穴に叩頭百拝の詫び言よろしくあり。帰れば大熱の苦力はケロリとなおりおるに、一同申し合わせて村内にこれを伝え、十二日には狐の祠を建てんと協議を凝らし、前祝いとして爆竹一万発を大連より買いきたり、狐明神社の地鎮をなしたりとは、嘘のようで真の話なり。
その他、八卦、方位もシナが本元であるからなかなか盛んだが、縁起、御幣かつぎもシナが本場といってよい。余が先年欧州より帰る際、仏国に在勤せしシナ公使館書記官の帰国するのと同船したことがある。書記官は妻子をつれて乗船していた。その子供は二、三歳ぐらいで、ときどき甲板の上を歩いておる。そのとき、同船せるローマ教の尼僧がその子供を抱こうとすると、子守が大急ぎで奪い取って去ってしまう。そのわけを聞くと、子供に尼僧の手が触れると縁起が悪いとの迷信があるそうだ。
右はシナ人の迷信の一例を示したまでである。
第六段 朝鮮の迷信
余が先年朝鮮に漫遊したとき、京城市外およそ一里ばかり隔たりたる所に、開運寺と名づくる寺院があるが、これをたずねて意外の感を起こしたことがある。