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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme

Aozora Bunko

第二二段 東山の迷信

また、疾瘡をうれうるものが両国橋の中央に至り、飛騨の国錐大明神と念じて北の方へむかい、錐三本ずつ川中に投じつつ礼拝すれば、平癒するとのマジナイもあるそうだ。また、京橋の欄干にて北側の中央なるギボシを荒縄をもってくくり、頭痛の願掛けをすれば、必ず治すること疑いなしとのことも聞いている。ただし、これらは維新前の話である。今一例を挙ぐれば、小児の頭髪をそるに、目黒不動の滝の水をくんできて髪を浸せば、小児は頭を動かさずしてそりやすいと申している。そのわけを聞けば、本尊が不動様であるから動かぬというも滑稽である。東京は実に文明の中心であると同時に、迷信の中心といわなければならぬ。

第二二段 東山の迷信

東山道の迷信は順序として江州より始めんに、家相について聞いた話がある。その地方にては、「四六畳、三ヘッツイ、家相構わず」と申す由。すなわち、四畳と六畳と三個のヘッツイが備わっておれば、いかなる建て方でもその家には災難なしとの意である。もし、これを欠かば災難があるから、御祈祷を願わなければならぬことになる。また江州の瓦屋根に、煉瓦の所をわざわざ二つに割っておく家がある。