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Japanische Klassiker mit Furigana

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ずいひつ みやもとむさし

随筆 宮本武蔵

吉川 英治

Lesen Sie 随筆 宮本武蔵 (ずいひつ みやもとむさし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 141.786 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

流寓の新免家六人衆

――で大兄の如く、東作誌を史的に認めるならば、同書から僕が抜いて、ここに掲出した記事も同時に認めてもらわなければならない。そうすると、貴説は論拠をなさないことになるが――

流寓の新免家六人衆

武蔵が、十七歳で関ヶ原の役に参加しているという諸書の推定は、父の主家新免宗貫が、浮田秀家所属で、西軍の中枢勢力であったから、当然そうあるべきことにされているので、これとても先にもいった通り、まだ考究する余地が多分にある。

なぜならば、黒田家侍帳の方にも、新免伊賀守の名があるのである。その黒田家では、慶長五年の関ヶ原の際には、九州の大友義統が、中央の大戦に乗じて、旧領の豊後を奪還しようとして兵をあげたので、黒田如水は、これに当って、一万人の募兵を引っ提げて出陣した。――武蔵十七歳にしてこの陣にあって功名したと、その方に記載されているというのである。

これが正しいとすると、諸※(二の字点、1-2-22)の武蔵関ヶ原出陣説は、皆怪しいことになるので、奇説を吐くといわれると困るから、黒田家文書に依ってそれを提示した研究者の名を明らかにしておく。それは、近代の兵学家だった楠正位氏が生前ある雑誌に発表していた説なのだ。