Japanische Klassiker mit Furigana
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せいねんのしさくのために
青年の思索のために
下村 湖人
Lesen Sie 青年の思索のために (せいねんのしさくのために) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.550 Zeichen · 203 Bildschirme
仕事の心がまえ
牛若流と弁慶流
しかし、人生の交響楽においては、そうした過ちを犯している人が決して少くはありません。お互いに気をつけたいものであります。
仕事の心がまえ
牛若流と弁慶流
わたくしは、子供のころはかなりの乱暴もので、学校から帰ったあと、家にじっと落ちついて復習などしていられないたちでした。それでも母の目がこわいので、たまには復習もしましたが、そんな時には、教科書をとびとびに読みちらし、それで母をごまかすことが出来たつもりになり、大いばりで外に飛出していたものです。ところが、ある日のこと母は外にとび出そうとする私をよびとめて、「今日はお前に面白いお話をしてあげるから、お坐り。」という。何事かと内心すこしびくびくしながら聞いていますと、「昔、牛若丸と弁慶とが、ご飯を二人で等分にわけて、それをどちらが早くのりにねりあげるか競争をしよう、ということになりました。そこで、牛若丸は早速のりおし板と竹べらとを持って来て、一粒一粒、丁寧にご飯粒をねりはじめましたが、弁慶の方は、広い板の上に一ぺんに自分のご飯をあけ、その上に一本の大きな鉄の棒を横たえて、それを両手で力まかせにころがしはじめたのです。