Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
有間皇子は、「ま幸くあらば」といい、大津皇子は、「今日のみ見てや」といった。大津皇子の方が、人麿などと同じ時代なので、主観句に沁むものが出来て来ている。これは歌風の時代的変化である。契沖は代匠記で、「歌ト云ヒ詩ト云ヒ声ヲ呑テ涙ヲ掩フニ遑ナシ」と評したが、歌は有間皇子の御歌等と共に、万葉集中の傑作の一つである。また妃山辺皇女殉死の史実を随伴した一悲歌として永久に遺されている。因に云うに、山辺皇女は天智天皇の皇女、御母は蘇我赤兄の女である。赤兄大臣は有間皇子が、「天与二赤兄一知」と答えられた、その赤兄である。
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豊国の鏡の山の石戸立て隠りにけらし待てど来まさぬ 〔巻三・四一八〕 手持女王
石戸破る手力もがも手弱き女にしあれば術の知らなく 〔巻三・四一九〕 同
河内王を豊前国鏡山(田川郡香春町附近勾金村字鏡山)に葬った時、手持女王の詠まれた三首中の二首である。河内王は持統三年に太宰帥となった方で、持統天皇八年四月五日賻物を賜った記事が見えるから、その頃卒せられたものと推定せられる(土屋氏)。手持女王の伝は不明である。「石戸」は石棺を安置する石槨の入口を、石を以て塞ぐので石戸というのである。