Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
恐らく巻向山の一峰である由槻が岳に、雲が立ち雨も降っていると見える、というので、既に由槻が岳に雲霧の去来しているのが見える趣である。強く荒々しい歌調が、自然の動運をさながらに象徴すると看ていい。第二句に、「立ちぬ」、結句に「立てるらし」と云っても、別に耳障りしないのみならず、一首に三つも固有名詞を入れている点なども、大胆なわざだが、作者はただ心の儘にそれを実行して毫もこだわることがない。そしてこの単純な内容をば、荘重な響を以て統一している点は実に驚くべきで、恐らくこの一首は人麿自身の作だろうと推測することが出来る。結句、原文「雲居立有良志」だから、クモヰタテルラシと訓んだが、「有」の無い古鈔本もあり、従ってクモヰタツラシとも訓まれている。この訓もなかなか好いから、認容して鑑賞してかまわない。
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あしひきの山河の瀬の響るなべに弓月が岳に雲立ち渡る 〔巻七・一〇八八〕 柿本人麿歌集
同じく柿本人麿歌集にある。一首の意は、近くの痛足川に水嵩が増して瀬の音が高く聞こえている。すると、向うの巻向の由槻が岳に雲が湧いて盛に動いている、というので、二つの天然現象を「なべに」