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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

また所謂万葉的常套を脱しているのも注意せらるべく、万葉末期の、次の時代への移行型のようなものかも知れぬが、そういう種類の一つとして私は愛惜している。そして天平十年が家持二十一歳だとせば、書持はまだ二十歳にならぬ頃に作った歌ということになる。

書持の兄、家持が天平勝宝二年に作った歌に、「夜くだちに寝覚めて居れば河瀬尋め情もしぬに鳴く千鳥かも」(巻十九・四一四六)というのがある。この「河瀬尋め」あたりの観照の具合に、「浮びゆくらむ」と似たところがあるのは、この一群歌人相互の影響によって発育した歌境だかも知れない。

○

大口の真神の原に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに 〔巻八・一六三六〕 舎人娘子

舎人娘子の雪の歌である。舎人娘子の伝は未詳であるが、巻二(一一八)に舎人皇子に和え奉った歌があり、大宝二年の持統天皇参河行幸従駕の作、「丈夫が猟矢たばさみ立ち向ひ射る的形は見るにさやけし」(巻一・六一)があるから、持統天皇に仕えた宮女でもあろうか。真神の原は高市郡飛鳥にあった原で、「大口の」は、狼(真神)の口が大きいので、真神の枕詞とした。