Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
それを聞くとわが心も萎々とする、というのである。後世の歌なら、助詞などが多くて弛むところであろうが、そこを緊張せしめつつ、句と句とのあいだに、間隔を置いたりして、端正で且つ感の深い歌調を全うしている。「心も萎に」は、直ぐ、「白露の置く」に続くのではなく、寧ろ、「蟋蟀鳴く」に関聯しているのだが、そこが微妙な手法になっている。いずれにしても、分かりよくて、平凡にならなかった歌である。
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あしひきの山の黄葉今夜もか浮びゆくらむ山川の瀬に 〔巻八・一五八七〕 大伴書持
大伴書持の歌である。書持は旅人の子で家持の弟に当る。天平十八年に家持が書持の死を痛んだ歌を作っているから大体その年に死去したのであろう。此一首は天平十年冬、橘宿禰奈良麿の邸で宴をした時諸人が競うて歌を詠んだ。皆黄葉を内容としているが書持の歌い方が稍趣を異にし、夜なかに川瀬に黄葉の流れてゆく写象を心に浮べて、「今夜もか浮びゆくらむ」と詠歎している。ほかの人々の歌に比して、技巧の足りない穉拙のようなところがあって、何時か私の心を牽いたものだが、今読んで見ても幾分象徴詩的なところがあっておもしろい。