Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
が作用をあらわしたから、月光が窓から部屋までさし込んでくることとなり、まことに旨い云いかたである。月光を機縁とした恋の歌に、「吾背子がふり放け見つつ嘆くらむ清き月夜に雲な棚引き」(巻十一・二六六九)、「真袖もち床うち払ひ君待つと居りし間に月かたぶきぬ」(同・二六六七)等がある。
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彼方の赤土の小屋に霖降り床さへ沾れぬ身に副へ我妹 〔巻十一・二六八三〕 作者不詳
これは寄レ雨歌だから、こういう云い方をするようになったもので、「赤土の小屋」即ち、土のうえに建ててある粗末な家に小雨が降って来て床までも沾れた趣である。そこで結句が導かれるわけで、つまりは、「身に副へ我妹」が一首の主眼となるのである。上の句などは大体の意味を心中に浮べて居れば好いので、小説風に種々解釈する必要はなかろうとおもう。民謡的で、労働に携わりながらうたうことも出来る歌である。
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潮満てば水沫に浮ぶ細砂にも吾は生けるか恋ひは死なずて 〔巻十一・二七三四〕 作者不詳
海の潮が満ちて来ると、水の沫に浮んでいる細かい砂の如くに、恋死もせずに果敢なくも生きているのか、というので、物に寄せた歌だから細砂のことなどを持って来たものだろうとおもうが、この点はひどく私の心をひいている。