Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
近代の象徴詩などというと雖、かくの如くに自然に行かぬものが多い。「細砂にも」をば、細砂にも自分の命を托して果敢無くも生きていると解するともっと近代的になる。真淵は「み沫の如く浮ぶまさごといひて、我生もやらず死もはてず、浮きてたゞよふこゝろをたとへたり」(考)といっている。
この第四句は、原文「吾者生鹿」で、旧訓ワレハナリシカ、代匠記ワレハナレルカ。略解ワレハイケルカである。この句を旧訓に従って、ナリシカと訓み、解釈を「細砂になりたいものだ」とする説もある(新考)。いずれにしても、細砂の中に自分の命を托する意味で同一に帰着する。「解衣の恋ひ乱れつつ浮沙浮きても吾はありわたるかも」(巻十一・二五〇四)、「白細砂三津の黄土の色にいでて云はなくのみぞ我が恋ふらくは」(同・二七二五)等の中には、「浮沙」、「白細砂」とあって、やはり砂のことを云っているし、なお、「八百日ゆく浜の沙も吾が恋に豈まさらじか奥つ島守」(巻四・五九六)、「玉津島磯の浦廻の真砂にも染ひて行かな妹が触りけむ」(巻九・一七九九)、「相模路の淘綾の浜の真砂なす児等は愛しく思はるるかも」(巻十四・三三七二)等の例がある。