Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
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山吹のにほへる妹が唐棣花色の赤裳のすがた夢に見えつつ 〔巻十一・二七八六〕 作者不詳
この歌は、一首の中に山吹と唐棣即ち庭梅とを入れてそれの色彩を以て組立てている歌だが、少しく単純化が足りないようである。それにも拘わらず此歌を選んだのは、夢に見た恋人が、唐棣色の赤裳を着けていたという、そういう色までも詠み込んでいるのが珍しいからである。万葉集の歌は夢をうたうにしても、かく具体的で写象が鮮明であるのを注意すべきである。
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こもりづの沢たづみなる石根ゆも通しておもふ君に逢はまくは 〔巻十一・二七九四〕 作者不詳
この歌も、谿間の水の具合をよく観ていて、それを序詞としたのに感心すべく、隠れた水、沢にこもり湧く水が、石根をも通し流れるごとくに、一徹におもっております、あなたに逢うまでは、というので山の歌らしくおもえる。この巻に、「こもりどの沢泉なる石根をも通してぞおもふ吾が恋ふらくは」(巻十一・二四四三)というのがあるが、二四四三の方が原歌で、二七九四の方は分かり易く変化したものであろう。そうして見れば、「石根ゆも」