Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
この歌を選んだのは、そういう直接性が私の心を牽いたためであるが、後世の恋歌になると、文学的に間接に堕ち却って悪くなった。
巻四(六八四)、大伴坂上郎女の、「今は吾は死なむよ吾背生けりとも吾に縁るべしと言ふといはなくに」という歌は、恐らく此歌の模倣だろうから、当時既に古歌として歌を作る仲間に参考せられていたことが分かる。なお集中、「今は吾は死なむよ吾妹逢はずして念ひわたれば安けくもなし」(巻十二・二八六九)、「よしゑやし死なむよ吾妹生けりとも斯くのみこそ吾が恋ひ渡りなめ」(巻十三・三二九八)というのがあり、共に類似の歌である。「死なむよ」の語は、前云ったように直接性があって、よく響くので一般化したものであろう。併し、「死なむよ我背」と女のいう方が、「死なむよ我妹」と男のいうよりも自然に聞こえるのは、後代の私の僻眼からか。ただ他の歌が皆この歌に及ばないところを見ると、「今は吾は死なむよ我背」が原作で、従って、「死なむよ我背」が当時の人にも自然であっただろうと謂うことが出来る。
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吾が齢し衰へぬれば白細布の袖の狎れにし君をしぞ念ふ 〔巻十二・二九五二〕 作者不詳