Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
これは単独でなく群生している。その泉に多くの娘たちが水を汲みに来て、清くとおる声で話しあう、それが可憐でいかにも楽しそうである。物部が多くの氏に分かれているので、「八十」の枕詞とした。此処の「八十をとめ」は、多くの娘たちということ、「まがふ」は、入りまじることだから、此処は入りかわり立ちかわり水汲みに来る趣である。これも前の桃の花の歌に同じく、我妹子にむかって情を告白するのでなく、若い娘等の動作にむかって客観的の美を認めて、それにほんのりした情を抒べているのである。こういう手法もまた家持の発明と解釈することが出来る。前にあった、「かはづ鳴く甘南備河にかげ見えて今か咲くらむ山振の花」(巻八・一四三五)もまた名詞止だが、幾分色調の差別があるようだ。
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あしひきの八峰の雉なき響む朝けの霞見ればかなしも 〔巻十九・四一四九〕 大伴家持
大伴家持作、暁に鳴く雉を聞く歌、という題詞がある。山が幾重にも畳まっている、その山中の暁に雉が鳴きひびく、そして暁の霧がまだ一面に立ち籠めて居る。その雉の鳴く山を一面にこめた暁の白い霧を見ると、うら悲しく身に沁むというのである。