Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はいくのつくりよう

俳句の作りよう

高浜 虚子

Lesen Sie 俳句の作りよう (はいくのつくりよう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.854 Zeichen · 91 Bildschirme

Aozora Bunko

先も浸るような光景であります。

鐘冴ゆる第六天をもどりけり

今日の新聞は徳川慶喜公の薨去を報じています。徳川公の本邸は小石川の第六天にあります。あの辺は、夜分などはさびしいところです。そこで第六天を思い出してこの句に使ったのであります。冬になって鐘の音も冴えて聞える夜、第六天のところを通って家路に帰りつつあるさびしい心持であります。

私は出まかせにこれらの句を作ってみました。少し俳句を作ったことのある人から見たら、あまりやりっ放し過ぎると言って非難されることと信じますが、俳句が決してむずかしいものでなく、無造作にできるものであることを明らかにするために、もっとも手近い例としてこういう句作を試みてみたのであります。いい句を作ってお目にかけたのではなく、無造作に作ってお目にかけたのです。もし今までおっくうに思われていた方々も、こういう実例を見て、それでは一つおれも試みてみようかという気になられたならば、結構なのであります。

季題の一例として私は二十五題を前に掲げたのでありますが、季題はまだこのほかにいくらでもあるのであります。それは季寄なり歳時記なりをごらんになったらすぐ判ります。