Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
「しなゆうき」
支那游記
Lesen Sie 支那游記 (「しなゆうき」) von Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.859 Zeichen · 105 Bildschirme
十 洛陽
十一 龍門
十二 黄河
十三 北京
十四 前門
十五 監獄
十六 万里の長城
十 洛陽
モハメット教の客桟の窓は古い卍字の窓格子の向うにレモン色の空を覗かせている。夥しい麦ほこりに暮れかかった空を。
麦ほこりかかる童子の眠りかな
十一 龍門
黒光りに光った壁の上に未に仏を恭敬している唐朝の男女の端麗さ!
十二 黄河
汽車の黄河を渡る間に僕の受用したものを挙げれば、茶が二椀、棗が六顆、前門牌の巻煙草が三本、カアライルの「仏蘭西革命史」が二頁半、それから――蠅を十一匹殺した!
十三 北京
甍の黄色い紫禁城を繞った合歓や槐の大森林、――誰だ、この森林を都会だなどと言うのは?
十四 前門
僕――おや、飛行機が飛んでいる。存外君はハイカラだね?
北京――どう致しまして。ちょっとこの前門を御覧下さい。
十五 監獄
京師第二監獄を参観。無期徒刑の囚人が一人、玩具の人力車を拵えていた。
十六 万里の長城
居庸関、弾琴峡等を一見せる後、万里の長城へ登り候ところ、乞食童子一人、我等の跡を追いつつ、蒼茫たる山巒を指して、「蒙古! 蒙古!」と申し候。然れどもその偽なるは地図を按ずるまでも無之候。一片の銅銭を得んが為に我等の十八史略的ロマン主義を利用するところ、まことに老大国の乞食たるに愧じず、大いに敬服仕り候。