Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
様なものと存じまして誠に御無理ではございますが百文でも二百文でもお恵み下さいますれば親子の者が助かります、何卒殿様お願いでございます」
武家「はい…はい、それはお気の毒な事じゃ、むー…」
小田原提灯をこう持上げて見ますると、下を向いて袖を顔に押当て、ポロ/\泣いて居ります。眤とその様子を見て居りましたが、軈て一掴みの金子を小菊に包んで、
武「これを遣わすから、早う帰って親御に孝行を致せ、したが女子の身の夜中と云い、いかなる災難に遇わんとも限らんから向後袖乞は止めに致すがよい」
とお筆に渡すと其の儘往って仕舞いました。お筆は嬉し涙にくれて見送って居りましたが家へ帰って包を明けて見ますと古金で四五十両、お筆は恟りして四辺を見廻し、
筆「はア…何うしたんだろう、心の迷いじゃアないか知ら、先刻彼所を通り掛ったのは武士と思ったのが狐か何かで私を化したのじゃアないか知らん、私がお鳥目を欲しいと思う其の気を知ってつままれたのか知らん」
と足をギイーッと抓ったが痛いから、
筆「夢じゃアないが、ハテ何うしたんだろう、向後袖乞に出るなと仰しゃったから、御親切な殿様で私の戸外へ出ない