Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しん・へいけものがたり
新・平家物語
吉川 英治
Lesen Sie 新・平家物語 (しん・へいけものがたり) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.012 Zeichen · 245 Bildschirme
四白というのは、鹿毛、栗毛をとわず、馬の四つ脚の蹄から脛に、そろって、白い毛なみを持っている特徴をいうのである。ごくまれにしかないが、あれば、不吉だと、むかしからいわれている。
――はて。そいつは、気づかなかった。
渡は、あきらかに、動揺をつつんだ。が、年下の清盛に、しかも馬相のことなどで、教えられたかのようなのは心外であった。佐藤義清が、ニヤニヤ聞いているてまえからも――だ。
『なに、四白では、だめだと。アハハハ。……それでは、武者は、スガ目、あばた、赤鼻などでは、皆だめか』
『おい。なんぼなんでも、おれの父を、馬のひきあいに出すのは、ひどかろう』
『だが、貴様までが、青公卿みたいな迷信をいうからだ。陽あたりのわるい堂上では、ややもすると、物の怪だとか、穢れだとか、やれ吉瑞の凶兆のと、のべつ他愛ないおびえの中で暮しているが、おれたち、陽あたりのいい土壌の若者には、そんな迷信など、とるにも足らん。……不吉というのは、むかし、そんな馬を飼った公卿が、長い顎でもかみつかれたか、腰の骨でもくだいたことから、いい始めたにちがいない』
渡は、必要以上に、抗弁したあげく、