Japanische Klassiker mit Furigana
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はたもとたいくつおとこ
旗本退屈男
佐々木 味津三
Lesen Sie 旗本退屈男 (はたもとたいくつおとこ) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 240.656 Zeichen · 478 Bildschirme
しかしそのとき、すいすいと足早に近寄って遮切ったのは主水之介です。手にしていたモチ竿を投げすてながら、襲いかかろうとしていた農民達を軽く左右にはねのけて、ぴたり、鳥刺しをうしろに庇うと、静かに、だが、鋭い威嚇の声を先ず放ちました。
「控えおらぬか。騒ぐでない。何をするのじゃ」
「何だと!」
「邪魔ひろぐねえ」
「どこから出て来やがったんだッ」
「退きやがれッ。退きやがれッ。退かねえとうぬも一緒に痛え目にあうぞッ」
どッと口々に犇めき叫びながら襲いかかろうとしたのを、
「控えろと申すに控えおらぬか! これをみい! 身共もろ共痛い目にあわすはよいが、とくと先ずこれを見てから命と二人で相談せい!」
静かに威嚇しつつ、深編笠をバラリとはねのけて、ずいと農民達の面前に突きつけたのはあれです。あの眉間傷です。
「………※(疑問符感嘆符、1-8-77)」
「………※(疑問符感嘆符、1-8-77)」
「のう、どうじゃ。ずうんと骨身までが涼しくなるようなよい疵であろうがな。近寄ればチュウチュウ鼠啼き致して飛んで参るぞ」
「………※(疑問符感嘆符、1-8-77)」
「………※(疑問符感嘆符、1-8-77)」