Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
事も彼は存じて居る」
禮「へゝえ一体彼はなんではございませんか、浦賀奉行に縁故があるとちらりっと聞きましたが、探索方でも致して居りますかな」
圖「いや/\彼はなか/\上へって名を売って男になろうという卑劣な奴でない何うも彼奴の魂には驚いた」
禮「彼は小原山へ参りましたか」
圖「参ったとも、先へ参って居った」
禮「ふーん度胸の好い奴で、一人、ふーん併し貴方が乗馬で彼は驚きましたろう」
圖「ところが先方も乗馬で」
禮「へえー、馬の乗り様を心得て居りましたかな」
圖「馬は私よりは余程上手に乗る、蒔絵の鞍に月毛のたくましい馬に跨がって、馬足を止めて小原山の中央に立って居た時は、実にどうも敵ながらも、天晴の武者振で中々面の向け様も無かった」
禮「ふーん、はてな、そこで貴方が銚子屋に於ての無礼の次第をお問いなすって」
圖「私も其の無礼を問掛けて、何故妹をくれられんかと云うと、そこは彼奴男で、盗賊だから遣らんとは云わず、可愛いゝ妹だから貴公の女房に遣って又生埋にされるが不憫じゃからといって、悪事を云わず、実にどうも感服致した」
禮「それを知った上からは助けては置かれませんな」