Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

事ですねえ、まアお母さん少し落着いたらお粥でもお上り遊ばせ、どれお夕飯の支度を為ましょう」

と娘は右の金を神棚へ上げ、その中暗くなるから彼方此方片付けるうちぽつーり/\と降出して来ました。日癖の所為か、今晴れたかと思うとどうと烈しく降出して来て、込合います往来もばったりと止りました。娘は辺を片附けようと思うと縁台の上に萠黄金襴の結構な金入が乗って有るから、

娘「おやお母さん大変な事を為すった、あの先刻沢山お心附を下すった旦那様が、お金入を忘れて入らっしゃいましたよ、中には余程お金が有りますが嘸お困りでございましょう、彼の方の事ですから外にもお貯えはありましょうが、兎に角私がお宿迄お届け申しましょう」

母「それでもお前、お宿は浦賀だと仰しゃったが」

娘「いえあの今夜は川崎の本藤へ泊るからとのお話を聞きましたから、小兼も慥かそこへ往く様子ですし、ひょっとお差支でも有るとお気の毒ですから、ちょっくり川崎まで行って参ります、それに雨は降るし日は暮るし、もうお客も有りますまいから心配しないで留守をして居て下さい、少しの間に往って来ますから」

と母の枕元に手当をして、両褄取って、小風呂敷に萠黄金襴の金入を包み、帯の間へんで戸を開けて出ようとすると、軒下に立って居る