Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
山「お蘭さんかえ」
蘭「はい」
と云いながら粥河の自害の体を見て自分も直ぐ自害しようと、半五郎が差して居る刀に手をかけますから、
山「お蘭さん、早まってはいかん、今自害する場合でない、まアお待ちなさい」
と止めて居る。粥河圖書はお蘭を見ると両手を合して、
圖「お蘭か、許して呉れ」
と云ったのが此の世の別れ、前へかっぱとのめる。所へ八州の衆が来て死骸に縄をかけて引いて行きました。お蘭が此の体を見まして、猶自害しようと致すを多勢に押止められ、詮方なくて頭髪をふっつり切り棄てまして、其の身は宮谷山信行寺海念和尚の弟子となり、名を妙貞と改めて、今に其の墓は西浦賀に遺ってあります。是にて悪人平ぎまして、浦賀の町々が白浪の騒ぎも無く栄えましたも、皆山三郎が稀なる義侠の致す処で、又半治小兼は目出度く夫婦に相成りまして、二代目江戸屋を相続致して、只今もって江戸屋半五郎の家はございます。又石井家は妹お藤に養子をして石井三郎兵衞と云い、今に旧家として富栄えて居ります。
(拠小相英太郎速記)