Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

蘭「私には鎌倉道に竹ヶ崎と云う所があって、山の半途で前が入海で宜い所が有ったから、何うせ毎年湯治に行く位なら、景色も空気も宜いから、其処へ普請をして遣ろうと云って、其の普請に掛って入らっしゃると云うけれども、去年の暮からさっぱり手紙も遣して下さらず、此方から手紙を出し度も女ばかりで左様もならず、何か外に出来でもして私が嫌になって万一見捨られた時は親類も身寄も何もないから行く所もなく、兼や何うかお前を力に思うよ、私はお前に逢いたいと始終思っていたわ」

兼「呆れますよ、本当にまア貴方の様な美くしい結構な御新造様がお一人いらっしゃれば御辛抱なさりそうなものを、去年の十一月からお帰りにならないてえのは何てえ事でございましょう……其のお宅というのへ入らっしゃいましたか」

蘭「まだ往っては悪い」

兼「入らっしゃいまし悪い事がありますものか」

蘭「だって知れないものを」

兼「構わずに入らっしゃいまし、屹度極りが付いて斯う云う者と斯うと云う訳じゃありません、詰らん者を集めて浮れているのでしょうから、出し抜けに往って玩弄箱をひっくりかえしたような芸者を揚げている