Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
山「どうした」
馬「魚が其処まで来て彼方へ又ずうっと行きました」
山「釣り落したか」
馬「へえ釣り落しました、あゝ又来た、あれ来は来たが私の顔を見て左様ならって」
山「なに、左様ならと云うものか」
と山三郎も馬作も面白いから日の暮るのも知らずに釣って居りますと、今朝から余り晴過ぎて日並の好すぎたせいか、ぴらりっと南の方に小さな雲が出ました。すると見る間に忽ち広がってぽつーりぽつりと雨が顔に当って来ました。
山「あゝ悪いな、師匠早く釣を揚げて仕舞いねえ」
馬「旦那何だって其様に急ぐんで」
山「急ぐって急がねえって、あゝ悪い時に連れて来たな、余り日並が好すぎたから怪しいとは思ったが、何うも天気を見損なった、仕方がねえ、気を大丈夫に持って呉れ、師匠颶風だよ」
馬「はやて、えーそれは大変、旦那どうか早く上げてお呉んなさい」
山「馬鹿アいいねえ、此所は海の真中だ、何うして上る事が出来るものか」
馬「でもお願いだから上げて下さい、私は困りますから、それだから私は釣は嫌いだと云うのに貴方が大丈夫だ/\と仰しゃるから来たので」
山「憫然に、己も颶風と知って居れば来やアしない、騒いではいかんよ、二里も沖へ出て居るから足掻てもいかんよ、騒いでも仕方がない、まア気を確り船に攫まって居な」