Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

馬「暗くって分りませんが、如来様か観音様かどなた様かは存じませんが、手前は日本の大坂町の者で烏亭馬作と申す者で、釣に出まして此の国へ流された者で、御利益を持ちまして日本へお帰しを願います…おや旦那彼処に高坏のような物の上に今坂だか何だか乗って居ります、なんでも宜しいお供物を頂かして」

山「よしなよ、おもりものだよ」

馬「おもり物でもなんでも少しの間願います、返せば宜うございましょう、今お供物を頂きます、其の替り日本へ帰れば一つを拾にしてお返し申しますから、頂戴」

山「よしなよ」

馬「おもり物をとっては済みませんが、日本だか西洋だか食物の味で支那か印度かゞ分るような訳で」

とむしゃ/\喰いまして、「腹が減ると甘い物で、旦那これは日本に違いない、日本らしい味がする」

山「よしなよ、取る物じゃアない」

と馬作を喩して居りますと、其の内に足音がしますから、山三郎は格子の透から見ると、先へ麻衣を着た坊主が一人に、紺看板に真鍮巻の木刀を差した仲間体の男が、四尺四方もある大きな早桶を荷いで、跡から龕灯を照しました武士が一人附きまして、頭巾面深にして眼ばかり出して、様子は分りませんがごた/\這入って来ました。