Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
娘で、其の娘を奥様の積りで蛇ヶ沼の信行寺へ葬むるというのは訳が分らず、奥様と云えばお蘭さんに違いないと、私は取って帰して定蓮寺へ来て見ると、棺桶の中に灯火が点いてありますから訝しいと思って私が出したので、実に訳の分らん始末、それに今お前様がどうしても操を立てなければならん圖書に済まんと云うばかりでは、何故死なゝければならんか理由が分らん、私も斯うして何所までもお助け申したからは訳を聞かん中は、私も男だ、一生涯でもお前さんの傍にいなければなりません、私にそれ程不孝をさせて呉れては困るじゃないか、くどくもいう通り決して口外はしないから訳を話して下さらんか、頼むから何卒お蘭さん」
と山三郎は手を突いて頼む様にして、柔しゅう云われますから、お蘭は親切なお方と顔を上げて山三郎の顔をじいっと見詰めておりましたが、眼に一杯涙を浮めまして、
蘭「誠に三年跡にお恵みを頂き、蔭ながら貴方のお噂をしておりまして、侠気の御気性でよもや世間へ云っては下さりますまいから、段々との御親切ゆえ申しますが、私が活きていては夫に済まないと申す訳を一通りお話を致した上からは、何うでも活きてはおられませんから、お聞きの上は合口をお返しなすって、直ぐに此の場で自害をさして下さるならば身の上をお話し致しましょう」