Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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えどまえのつり

江戸前の釣り

三遊亭 金馬

Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme

Aozora Bunko

浦島太郎は助けた亀に連れられて竜宮へ行くのだが、藤原秀郷君の話によれば、竜宮というところは、瀬多の湖水より水中五十余町というから一里半、わずか六キロである。

放された亀が、竜宮でこのことを尾にヒレをつけて話をすると、

「あら、いともやさしき男の子かな。わらわの誕生日のパーティーにはぜひご招待して、お顔が見たい」

会ってみると、思うにたがわず好男子の美青年。頭は茶筅髷に熨斗目の着物、腰みの、唐人姿の乙姫さまが、やいのやいのというもてなしに腎虚寸前、ホームシックになり、帰りてみれば「色即是空」。

浦島は歯ぐきを噛んでくやしがり

げに人生は夢の世の中。謡曲『邯鄲』に、

「盧生は夢さめて五十年の春もたちまちに、ただ茫然と起きあがり、さばかり多かりし女御更衣の声と聞きしは松風の音となり、宮殿楼閣はただ邯鄲の仮の宿、栄華のほどは五十年」

夢の枕の日本版である。

次は商人の神で、恵比寿三郎という人。

三十三代推古帝の御代というから、西暦五九二年。今からざっと千三百三十三年前、摂州西の宮の生まれで三郎というから三男であったろう。生まれ落ちると三年間、足腰が立たず戸板へ乗せて流された。