Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
女中もおかず、食事は近くのレストランから、とりよせることになっていて、パンを焼いたり、コーヒーをいれたりするのは、小林君のやくめでした。小林君が、仕事でそとへ出ているときは、名探偵自身で、それをやるのです。
黄金豹が東海道線の列車の中にあらわれた、あの事件があってから、十日ほどのちの、ある日の午後のことでした。アパートの二階の客間で、大通りを見おろす窓のそばに名探偵と小林少年とが、イスにこしかけて話しをしていました。
「先生、黄金豹は、あれっきり、すがたをあらわしませんね。どこにかくれているのでしょう。あのとき東京駅で、みょうなじいさんが、いまに、みんなのどぎもをぬくようなことを、やるだろうといったそうですね。先生、あのじいさんは、いったい、なにものでしょう?」
小林君が、たずねました。
「あれは黄金豹と一心同体のやつだよ。きみは、ネコじいさんをおぼえているかい。ほら最初、黄金豹がとびこんだまま、消えてしまったあのうちに、へんなじいさんがいた。ネコを十六ぴきも飼っているネコじいさんがいた。あのじいさんと東京駅にあらわれたじいさんとは、同じかもしれない。