Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
いやまだあるよ。園田さんのうちに、助造じいさんに化けて住みこんでいたのが、やっぱり、ネコじいさんの変装かもしれない。いずれにしても、あのネコじいさんさえ、つかまえれば、黄金豹の秘密がわかるだろう。ぼくは、警視庁の中村警部に、そのことを話しておいたから、警視庁でも、一生けんめいに、ネコじいさんを捜しているのだよ。」
「でも、まだ見つからないのですね。」
「うん、なにしろ魔法つかいみたいなやつだからね。あいつをつかまえるのには、こちらも魔法をつかわなければ、だめだよ。」
「エッ、魔法をですか?」
「うん、魔法をだよ。ぼくはその魔法を考えている。ぼくだって魔法くらい、つかえるからね。」
明智探偵はそういって、ニッコリ笑いました。小林少年は、リンゴのようなほおを、いっそう赤くして、目を光らせて、たのもしそうに、先生の顔をみつめるのでした。
「先生なら、きっと、あいつを、つかまえられますね。」
「うん、つかまえられると思っている。……小林君、見ていたまえ、いまにきっと、あいつのほうから、ぼくに近づいてくるようなことがおこるよ。ぼくは、それを待ちかまえているのだ。」
明智探偵はそういって、窓わくにひじをかけて、アパートの前の大通りを見おろしていましたが、そのとき、なにを見つけたのか、探偵の顔に、みょうな笑いが浮かんできました。